横浜商業高校の生徒11人が集まる団体「NGOグローカリー」が5月28日、かながわ県民センター=神奈川区=で行われたシンポジウム「平和のための戦争展」で活動報告を行った。
「NGOグローカリー」は身近な史跡などから世界につながる歴史を学んでおり、横浜大空襲の体験者から当時の様子を聞くなどし、戦争の悲惨さや平和の尊さを次世代に伝える活動を行っている。
21回目の戦争展には同団体のほか、主催者で脚本家の小山内美江子さんらが講演・報告を行った。
Y校生は「横浜大空襲はまるで火の海だった」と語る体験者の話や、学校周辺で日本軍の高射砲に撃墜された米軍機と脱出した米兵の様子を目撃した地元住民の思いなどを発表。「戦争という恐怖を忘れた時、同じ過ちを繰り返してしまう。友人や家族に語り継いでいきたい」と話し、来場者から大きな拍手が送られた。
報告を聞いた「氷川丸ものがたり」著者の伊藤玄二郎さんは、「(戦争や平和について)知ろうという意欲を見せてくれた」とY校生の発表を喜んだ。
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