市立蒔田中学校(熊切隆校長)の吹奏楽部が11月5日に千葉県松戸市で行われた「日本管楽合奏コンテスト」の中学校の部で最優秀校の1校に選ばれた。
同コンテストは、公益財団法人日本音楽教育文化振興会が主催し、管打楽器や吹奏楽の充実・発展を目指して1995年から開かれている。最初に団体名などを伏せた状態でCDによる予選審査会を行い、それを通過すると公開の場で行われる全国大会に出場できる。
同校が参加したのは人数が16人〜35人の「A部門」。10月に審査会を通過し、全国大会に出場する32校に選ばれた。同部門で全国大会に出場したのは市内では同校のみ。
32校の最初に登場し、祈祷の儀式をイメージした「秘儀II〜7声部の管楽オーケストラと4人の打楽器奏者のための〜」を演奏。年間を通して取り組んできた同曲を29人が心を合わせて奏でた。結果は11校が選ばれた「最優秀賞」だった。
悔しさばねに
同コンテストとともに中学校吹奏楽の2大大会とされる「吹奏楽コンクール」では、8月の県大会で上位に入り、9月の東関東大会に出場。6年ぶりの東関東大会での上位入賞と東日本大会出場を目指したが、銀賞にとどまっていた。
目標にしていた大会への挑戦が終えたところに合奏コンテストの審査通過の結果が届いた。現在、部長を務める井手愛梨さん(2年)は「コンクールの悔しい結果をばねにしようと思った」と気持ちを切り替えてコンテストの練習に臨んだ。これまで取り組んできた「厚みとまとまりのある演奏」を心掛け、コンテストでは不利とされる最初の演奏だったが、最優秀賞を手にした。
コンテストの翌週には蒔田公園で行われた「運河チャレンジ」のステージイベントに登場。12月11日に同公園で開かれる「光のぷろむなぁど」でも演奏予定で、対外的な出番も多い。井手さんは「コンクールやコンテストの結果はプレッシャーになるが、自信にもつながっている」と話す。顧問の三羽(さんぱ)達也教諭は「部員とともに良い音楽づくりに努めたい」と今後の成長を誓った。
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