南区の夏の風物詩「南まつり」が7月30日(土)、31日(日)に蒔田公園で行われる。今年は東日本大震災の被災地を支援する目的で、いわき市や福島市の物産展を行うほか、小型の絵どうろうを1200個並べる企画など、例年とは異なる内容で被災地の復興を願う。(「人物風土記」に関連記事)
「被災地復興祈念」として行われる今年の南まつり。電力不足を考慮し、例年行っていた大型絵どうろうの設置やバンド演奏、盆踊りなどは行わない。模擬店の出店は例年通りだが、開催時間は例年より3時間ほど早い午前11時からに前倒しし、午後6時に終了。
震災の被害を受けたいわき市は、農産物の風評被害を打破しようと、市全体で取り組む「がんばっぺ!いわき」の企画として参加。野菜や漬物、地酒、さばやつぶ貝の串焼きを販売。福島市は桃、はちみつなどを売る予定。
2日間とも、午後7時からは、復興支援の特別ステージが行われる。蒔田公園の遊具付近を中心に約1200個の小型絵どうろうを並べる企画を初めて実施。この企画は、毎年12月に蒔田公園で光のアートイベント「光のぷろむなぁど」を行う「大岡川アートプロジェクト実行委員会」がアイデアを出して協力した。
和楽器演奏も
30日は荒井靖水さん、荒井美帆さんが薩摩琵琶と箏を演奏。世界フィギュア選手権の開会セレモニーでの演奏経験もあり、南区民でもある2人が厳かな雰囲気の中で和楽器を奏でる。31日は、南区在住の小鼓演奏家、今井尋也さんらによる小鼓と白拍子のほか、女性グループによる合唱もあり。最後は大岡小児童が復興支援のメッセージを発表する予定。
南まつり実行委員会の金谷庄三委員長は「復興支援のために私たちができることを考えるきっかけにしてほしい」と話す。詳細は同実行委員会事務局(南区役所地域振興課)【電話】045・743・8191へ。
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