蒔田公園や大岡川沿いをライトアップする市民によるアートイベント「光のぷろむなぁど」が12月17日(土)、18日(日)に開催される。同公園内にキャンドルを飾り、ペットボトルによる「光のツリー」を制作する企画などを予定している。主催者側はアートで地域と人をつなぐ、南区の新しい冬の風物詩を作ろうと準備を進めている。
2008年12月、まちの魅力を高めようと、吉野町市民プラザが大岡川の遊歩道などをライトアップする企画を初めて実施した。それを受け、翌年からは蒔田公園周辺の住民が中心となって「大岡川アートプロジェクト実行委員会」(杉山孝一委員長)を組織。住民主体の運営で、公園内にペットボトルを使ったキャンドルで桜の花びらを描くなど、光のアートと音楽、食のイベントを毎年12月に開催してきた。
過去2年に続き、市芸術文化振興財団による文化支援事業「横浜アートサイト」に選ばれたほか、南区からも支援を受け「みなみ区民文化活動支援事業」として行われる。運営資金はこれらの補助金や会場周辺の店舗などからの協賛金でまかなわれ、今年も光を使ったアートを得意にしているアートディレクターの中村敬さんが指揮を執る。
キャンドルで桜
メーンは、2日間とも午後4時から同公園で行うキャンドルナイト。ペットボトルで高さ約3mのツリーを作り、その周辺にキャンドルで桜の花びらを描く。
公園の親水広場「ふれあいアクアパーク」ではコンサートを行う。蒔田中、共進中の吹奏楽部や和太鼓、コーラス、ビッグバンドのグループが演奏し、光と音が公園を包む。2日間ともナポリタンやスープなどが販売される屋台「ホッとHotカフェ」が登場する。
午後5時から9時まではフォーラム南太田方向の川沿いに中村さんによる伊沢和紙を使った行燈が並ぶほか、首都高の橋げたを映像でライトアップする。
関連企画として吉野町市民プラザでは手作りアート作品の販売を行う。また、当日の公園でのイベントなどの様子を撮影した「光のフォトコンテスト」も行い、写真を公募する。
住民交流が盛んに
4回目の開催となり、顔を合わせる機会が少なかった蒔田地区とお三の宮地区の住民が交流する場面が増えた。委員長の杉山さんは「住民手作りのアートで地域と人をつなぎたい」と話している。詳細は杉山さん【電話】070・5557・9924、吉野町市民プラザ【電話】045・243・9261へ。サイト(http://ohokagawa-art.org/)もあり。
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