大岡にある横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校(中嶋俊夫校長)3年の川久保歌織さんがこのほど、全国中学生人権作文コンテストの横浜市大会で「最優秀賞横浜F・マリノス賞」を受賞した。
コンテストは次代を担う中学生に人権尊重の重要性について理解を深めてもうおうと法務省が開催しており、35回目。市内144校から6万編以上の応募があり、「横浜F・マリノス賞」のほか、最優秀にあたる「横浜市長賞」「市教育長賞」などに13人が選ばれた。
地域との関わり考える
保土ケ谷区に住む川久保さんは、これまでに経験した地域や学校との関わりについて考えようと夏休みを利用して作文を書いた。地元住民が世代を超えて会話をする姿や、大雪時に協力して雪かきを行っていたことなど、地域で印象に残った光景とそれを見て感じたことなどを盛り込んだ。
川久保さんは「小学生のころは地域と自分を切り離していた」という。友人とは、相手のペースに合わせて行動しなければならないことを面倒に感じ、深く関わろうとしなかった。地元の中学には進学せず、附属中に入学したが、地元で小学生時代の同級生に声を掛けられたことなどがきっかけとなり、積極的に友人と関わるようになった。「私を知っている人がいたことが嬉しかった。(現在は)友人に自分から話しかけるようになった」という。
11月28日に西公会堂で賞状を受け取った川久保さんは、「知っている人に必ずあいさつをするように心掛けたい」と話し、今後も人と積極的に関わりたいとしていた。同校の加藤俊志副校長は「日ごろ授業で人権について考えてきたので生徒の受賞が大変嬉しい。作文ですがすがしい気持ちになった」と喜んだ。
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