永田山王台にある山王台幼稚園で6月9日、同園の職員と南警察署員が合同防犯訓練を行った。
園内に不審者が侵入した時の職員の冷静な対応能力や、危機管理意識を高めることを目的に10年以上前から実施している。
訓練では、不審者役を務めた南署の警察官が子どもに会いに来た親を装って園内に侵入。徐々に興奮する男の様子を不審に感じた職員は、園内放送を使って手分けして子どもの避難誘導を呼びかけたほか、110番通報の確認を行った。
途中、ナイフを振るって叫ぶ男には複数の職員が竹ぼうきを持って対峙。冷静になるよう男に語りかけながら、警察官が幼稚園に到着するとされる「通報から約10分」の時間を稼いだ。
同園の川井英憲理事長は「合同で実施することで緊張感を持った訓練ができる」と感謝した。市幼稚園協会南支部長を務める田野岡由紀子園長=人物風土記で紹介=は「訓練を繰り返すことで子どもの命を守る職員の意識、とっさの判断力を高めたい」と話した。
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