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南区版 公開:2016年10月6日 エリアトップへ

読書活動目標策定2年 施設連携で本に親しむ 異世代参加企画を推進へ

社会

公開:2016年10月6日

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司書配置や施設連携で整備される学校図書館
司書配置や施設連携で整備される学校図書館

 区民が本に親しむ環境を作ろうと、南区が「読書活動推進目標」を策定してから2年を迎える。策定後、区役所、図書館、学校が連携して本の貸し出し施設をイラストでまとめた「読書マップ」の作成などが行われた。区や図書館は今年度、読者が本の読みどころを紹介するイベント「ビブリオバトル」を広め、本に親しむ環境作りを推進していく。

 推進目標は2014年に各区で策定された。読書活動に関する具体的目標を定め、行政、学校らが連携し、区民が本に親しむ環境作りを進めるもの。

 南区では今年度、区役所、図書館、学校の代表者で組織される「読書活動推進連絡会」の中で、図書館のほかに区内で本を貸し出す地区センターなどの施設を区民に知ってもらおうと「読書マップ」の作成・配布が決まった。マップのイラスト作成は永田中図書委員の生徒が担当。本を貸し出す施設がマップに記されたことで行政と学校、施設が接する機会が増えたという。

 南図書館は区内施設が情報共有する「施設交流会」にも参加。交流の中で、読者が本の読みどころなどを紹介する「ビブリオバトル」を永田地区センターが計画していることを知り、10月8日に区役所と図書館が協力する形で同バトルが初開催されることも決まった。

 南図書館の的場剛館長は「(今回のように)施設と連携した取り組みを積み重ねることが重要」と話す。

 推進連絡会では誰でも参加できるコミュニケーションゲームとして全国に広がり始める同バトルを通じ、読書への関心を異世代で高めたい考え。今後は大手出版社の専門家を招いた研修会を学校や施設で実施するなどし、長期的な視点で周知を図りたいという。

 今年度、4中学校に学校司書が配置され、区内全市立小中学校に司書がいる環境が整備された。15年度、教諭が授業で使いたいなどの理由で南図書館が学校に貸し出した本は1885冊で14年度から441冊増加するなど、司書配置による行政・学校の連携強化の成果も見え始めている。

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