「お茶目でう米(まい)足柄ロール」を考案した 須谷 優子さん 開成町吉田島在住 40歳
母の味を原風景に
○…足柄地域らしい料理を開発する「あしがら 食のコンテスト」で自身が考案した『お茶目でう米(まい)足柄ロール』が見事、最優秀賞に選ばれた。「菜の花、桜、豊かな森林など足柄地域の自然を再現しようと、彩りにも気をつけました。実はコンテストに申し込もうと決めたのは締め切りの2日前だったので、まさか最優秀賞に選ばれるとは思わなかった」と、レシピ誕生の意外なエピソードを教えてくれた。
○…小田原高校を卒業後、大妻女子大学家政学部に進学し、料理の基本を学ぶ。「母がいろいろなものを手作りする姿をいつもそばで見ていたので、その影響は大きい。母が教えてくれたことを子どもたちにも伝えたい」と、食に対する考え方を自然に教えてくれた母に感謝している。
○…小田原おでんのコンテストに応募した際、予想に反して入賞を果たした事で自信をつけ、その後、様々な料理コンテストに応募するようになる。料理の見せ方を意識するようになり、”30代の締めくくりに”と平成22年にフードコーディネーターの資格も取得した。「まず家族においしい食事を作ることが前提。楽しみながら考えています」。
○…夫と1男1女の4人家族。休日には家族で温泉へ出かけ、その土地の名物を食べ歩くのが夫と恋人同士だった頃からの恒例事になっている。「温泉でゆっくりして、おいしい郷土料理などを食べ歩くのが楽しみ。子どもたちには静かな温泉地は退屈みたいですけど」。近頃は料理コンテストの表彰式などで各地に出かけることも多くなった。
○…「ロールとともに”足柄”という名前がたくさんの人に広がってくれれば嬉しい。これからもいろいろな料理を作っていきたい」と、家族と一緒に楽しみながら、”人生”という名のテーブルに新たなレシピを並べていく。
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