バイターンと、横浜市の若者就労支援 横浜市会議員 藤崎浩太郎の市政報告
こんな数字をご存知でしょうか。横浜市内の引きこもりの若者8000人。同じく無業状態の若者5万7000人。いずれも横浜市の推計値(2012年)です。これまで地域若者サポートステーションなどが設置され、就労支援等に取り組まれてきましたが、サポステ利用者数が前述推計値に乖離があることや、なかなか就労に繋がっていないという課題を抱えてきました。
近年ではこうした課題に対して、より直接的に就労につなげる取り組みが注目されています。「静岡方式」と呼ばれる訪問型の取り組みや、豊中市の採用企業の視点に立ったマッチングの取り組みが注目されています。また青葉区の田奈高校での「バイターン」も注目を集めています。高校卒業後は若者の所在が把握しづらくなるため、高校在学中に支援を行うことの重要性をこれまで議会でも指摘してきました。バイターンは高校在学中にアルバイト代をもらいながら、支援企業でインターンシップを行う仕組みです。進路未決定で卒業する生徒が多い田奈高では、卒業時に進路を決定できるよう支援が行われています。
昨年の議会では、こうした高校在学生への支援拡充を市長に求めました。市長は「次代を担う若者が、たとえ困難を抱えたとしても、それを克服し、存分に活躍できる社会となるよう取り組んでまいります」と答弁しました。2015年度の取り組みに注目です。
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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