意見広告 コロナ拡大防ぎ 経済再生へ 林文子横浜市長に聞く
2009年から横浜市長として市政運営を担う林文子市長にこれまでの取組みや新型コロナウイルス対策、将来の横浜について聞きました。聞き手はアナウンサーの岩崎里衣さん。
ワクチン接種進む
岩崎さん(以下、岩崎) 現在、林市長は横浜市の様々な課題解決に奮闘されていますね。
林市長 まず、新型コロナウイルスの感染急拡大を抑え込まなくてはなりません。 64歳以下の方のワクチン接種が8月中旬に始まります。 若い世代、働き手世代に接種を進め、感染を抑制します。医療現場は現在、陽性患者専用病床554床(重症専用86床)、発熱等疑似症患者用198床、後方支援病床173床、合計925床を確保しています。医療崩壊を起こすことなく、市民の皆様をお守りします。
岩崎 就任以来、子育て、高齢者対策に力を入れていますね。
林市長 特に保育所の整備に力を入れ、保育所等の定員は、2009年の3万6871人から、今年4月には7万1698人と大幅に増加しています。13年4月には待機児童ゼロを達成し、先進的な取組みは、横浜方式として全国に広がっています。保育の質の充実とともに、保育所待機児童対策を全力で進めます。
高齢者対策は、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目標に、住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを続けられるよう、介護、医療、介護予防、生活支援、住まいが一体的に提供される 「横浜型地域包括ケアシステム」を機能させます。特に介護ニーズの増加に合わせ、一人ひとりに合った施策、住まいの選択ができるよう、特別養護老人ホームや認知症高齢者グループホームなどの整備を進めます。
観光軸に経済再生
岩崎 コロナ収束後の経済再生についてはどうお考えですか。
林市長 まず、観光MICEに力を入れます。「ガーデンネックレス横浜」や「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA」など、文化芸術イベント、ラグビーW杯などのスポーツイベントとともに、横浜ハンマーヘッドなど、都心臨海部の街づくり、7隻同時着岸できる国際クルーズポートとしての整備など、観光コンテンツを充実させ、積極的なプロモーションを展開しました。2023年秋には世界最大級の2万人収容のコンサートホール「Kアリーナ」が完成し、エンターテインメントの拠点が生まれ、開発終盤のみなとみらい地区がさらに魅力的になります。
2027年には、米軍から返還された旧上瀬谷通信施設跡地で国際園芸博覧会を開催します。1500万人の来場を見込み、その後、テーマパークや農業ゾーンなどの整備を行い、郊外部の賑わいの拠点、都市農業発展の拠点とします。
IR誘致は、コロナ収束後の横浜経済の活力を取り戻す大きな起爆剤だと考えています。現在、応募している2つの企業グループには国内企業が多く参加しており、魅力的な提案となっています。魅力と賑わいを創出する観光MICE都市として発展するために核となるプロジェクトです。
岩崎 女性活躍推進についてはいかがですか。
林市長 「横浜女性ネットワーク会議&ウーマンビジネスフェスタ」を毎年開催し、女性の活躍を応援するために、女性起業家や働く女性のネットワークづくりを後押しし、新たな一歩を踏み出すお手伝いをしています。また、女性活躍の推進、誰もが働きやすい職場環境づくりやワーク・ライフ・バランスを積極的に進める中小企業等を「よこはまグッドバランス賞」 として認定しています。優れた取組みを広報・PRしてライフイベントを意識した働き方やワーク・ライフ・バランスの重要性を考えるきっかけを提供し、すそ野を広げていきます。
岩崎 近年、花と緑のイベント「ガーデンネックレス」 が人気ですね。
林市長 郊外部の豊かな自然環境は、横浜の大きな魅力です。豊かな環境や自然の大切さを身近に感じてもらうため、港エリアと里山ガーデンをメイン会場として、毎年花と緑に彩られたガーデンネックレスを展開しています。末長く続けていきたいと思います。
横浜市長 林文子
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「社会保障政策」の責任者として4月4日 |
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