青葉台東急スクエアの22周年記念ポスターデザインを手掛けた 鈴木 明日香さん 横浜美術大学 4年
喜ぶ顔が後押しに
○…静岡県の実家から片道2時間、新幹線での通学を4年間続けてきた。「基礎からの丁寧な指導、親身に相談にのってくれる先生方。横浜美術大学を選んで、本当に良かった」と成長を実感する。4年生になり、在学中で初めてとなるデザインコンペに出展。青葉台東急スクエアの22周年記念ポスターデザインに、自身の作品が選ばれた。目立つことは昔から苦手で気恥ずかしさもある。それでも「選ばれて混乱するくらいうれしかったし、自信にもなりました」と微笑む。
○…幼稚園に併設されていた絵画教室。絵を描くと、みんなが褒めてくれる。それが絵を好きになった原体験だ。小学生の時も、キャラクターを描くと友人たちが口々に「うまいね」「すごいね」と喜んでくれた。その笑顔に後押しされる形で、中学でも美術部に。いつしか将来の夢は、絵を描くこと以外に思いつかなくなった。高校も美術専攻のある学校を選択。横浜美術大学に進んだのも必然だった。
○…祖父、両親との4人暮らし。母親とは一緒に美術館巡りをするほど仲がいい。最近では積極的に展覧会情報を探し出して誘ってくれるそうだ。創作に行き詰ると、近所の山や川沿いの土手を散歩する。家に誰かがいて、いつでも相談できること。豊かな自然に囲まれていること。今の環境が大のお気に入り。「だから一人暮らしは無理なんです」と苦笑い。
○…現在は卒業制作の真っ只中。大変ではあるが、積極的に取り組めているのは自信がついたからだ。来年には地元企業への就職を控える。希望はデザイン能力を生かせるウェブマーケティング部門。「デザインを続けていきたい気持ちが強く芽生えた。新たな挑戦もしていきたい」。真っすぐに前を見据えた。
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