今年度から始まった文部科学省の事業「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」に、公文国際学園高等部(小雀町)が指定され、現在、国際的に活躍できる人材育成のためのカリキュラムが進められている。
SGHに指定されているのは、全国の高等学校および中高一貫教育校56校。目的には、社会問題への関心と教養に加え、コミュニケーション能力や問題解決力などの国際的要素を身に付けることで、将来、国際的に活躍できるグローバル・リーダーを高等学校段階から育成することが挙げられている。指定期間は5年間で、各校で定めた構想に沿ってカリキュラムを進めていく。
公文国際学園では、高等部1年生を第1期生に設定。「世界へ飛躍する為の総合学習と模擬国連を軸としたグローバルリーダーの育成」を構想として掲げている。総合学習では、「途上国の教育支援」をテーマに、課題を見つけ研究する「グローバルイシューズ」に45人の希望者が参加している。来年度以降も海外の大学で現地の大学生と英語でディスカッションをしたり、講義を聞いたりするなど、より発展させた形での学習を想定しているという。
「模擬国連」は生徒一人ひとりに国が割り当てられ、その国の代表として、実際の国連でも討論されている問題について議論し、解決策を模索していくというプログラム。同校では2002年から毎年、オランダやアメリカへ生徒20〜30人が赴き、他国の生徒らと英語で討論している。今年は参加希望者から約40人を選出。議論されるテーマと担当する国について十分に学習した上で、来年1月下旬のプログラムに参加する予定だ。また、校内でも同様に実施している模擬国連について、今年はSGHに指定されているすべての学校から代表2人を招待し、議論に参加してもらう予定という。
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