戸塚駅西口第3地区の公募売却された市有地に戸塚ガーデンプラザが竣工し、同建物3階に10月3日、レンタルスペース、バンブーガーデン「オセアンひろば」が営業を開始した。地域の文化発信の場として期待されている。
戸塚駅西口第3地区は、戸塚駅の南西約200メートルに位置する区域。旭町通りを中心として、商店街や住宅地が存在している。
同地区の地域課題として、戸塚区役所の移転や駅周辺に商業ビルが建ったことによる「にぎわいの喪失」が上がっていた。地区内に存在する2カ所の市有地をその課題解決に活用しようと2014年、市は公募を実施。三菱地所レジデンス株式会社(東京都)と大洋建設株式会社(戸塚町)が共同応募した事業提案が採択された。
土地の募集条件を挙げるにあたり、事業者対話や市民意見募集などが行われ、商店会や町内会・自治会の代表者らと有識者による検討会議からは提言書も出された。これらを受け、事業提案の内容には、若者や子育て世代を呼び込むように【1】商業施設を低層部(主に1・2階)に有すること【2】地域交流施設を設置、運営方法を提案すること―などが盛り込まれた。
自由な利用を
2敷地の一つにこのほど、戸塚ガーデンプラザが建設され、同施設3階で、株式会社ハマ住センターが運営管理するレンタルスペース、バンブーガーデン「オセアンひろば」が営業を開始した。同施設はウッドデッキがついたスペースで、イベントや会議、教室など利用の仕方に基本的に制限は設けない。パントリーやプロジェクターなどの機材の用意もある。現在、地域団体・教室からすでに問い合わせがあるという。運営管理を行うハマ住センターの平山高司代表取締役社長は「施設の名前にもある竹(バンブー)のように、地域に根差した文化発信の場になれば」と話した。
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