在日外国人と地元住民の相互理解促進を目的に、英語で対話懇談をしている団体が戸塚国際フォーラムだ。コロナ禍の中、経済面で苦境に立つ留学生などに食料支援をしたり、Zoomによる会議で有益な情報提供をしたりするなど、意欲的な活動が続いている。
同団体は2015年、米国などでの留学・就業経験を持つ、薮根正巳代表(89)と後藤憲治共同代表(73)が結成。ともに自身が海外で「外国人」として多様な経験をしており、それを踏まえた在日外国人支援をしたい思いが根底にある。
毎月2回(第2、第4日曜)、とつか区民活動センターを会場にゲストを招待し、母国や自己紹介、日本の印象などをプレゼンで発表する。これまでアメリカ、フランスなどの欧米、中国や台湾などアジア、日本人にはあまり馴染みが薄い、ベナンやコンゴなど38カ国以上の人が参加。経歴も留学生、ビジネスマン、大学教授、主婦などさまざまだ。
「日本への批判も聞きたい」
そんな中、今回のコロナ流行が始まり、同団体も対面での接触を避けるため、5月10日からオンライン会議ツール「Zoom」を活用。コロナ関連の悩みの相談、アルバイトが困難な留学生に対し、カップ麺(カートンボックス)の支給、ゲストへの謝礼金の前払いを実施するなどの支援を続けている。
薮根代表は「外国の方から日本への批判を聞くことも参考になる。興味のある方は気軽に参加を」と話す。問い合わせは同センター【電話】045・825・6773へ。
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