平成横浜病院
横浜市の健診・検査
俣野町で高齢者向けのコミュニティカフェなどを運営するNPO法人いこいの家夢(むー)みんが先ごろ、深谷町に多世代交流カフェ「夢(ゆめ)カフェ」をオープンした。昼時から夕方にかけて、周辺に住む高齢者や学校帰りの子どもなどが集まり、地域交流が生まれている。
同所は、コンセプトに「0歳から100歳まで、 みんなで創るみんなの居場所」を掲げ、先月オープン。現在、毎週水曜から日曜まで開所しており、常時約7人ほどのスタッフとボランティアで運営している。利用者はドリームハイツなどに住む高齢者や夢みんの活動への参加者を始めとして、子育て世代や近隣の小学校に通う子どもなどさまざま。
主な活動は、所内に完備されたキッチンで作るランチの提供。一人暮らしの高齢者を中心に、食事を通した交流の機会を設けることで孤立化を防ぐ役割を果たしているという。
キッズスペースも完備され、おもちゃ、絵本の用意もある。同所のスタッフは「食事に来ていた地域の人が、赤ちゃんや小学生の遊び相手になることもある」と話し、多世代交流の成果を実感している。
構想から苦節4年
夢カフェの企画が構想されたのは、約4年前。活動拠点の俣野町とその周辺ではもともと、NPO法人いこいの家夢みんを始め、子育て世代を支援する施設や地域交流イベント・講座を実施する団体などがそれぞれ活動していた。
一方で、地域最大の団地であるドリームハイツでは高齢化が進み「高齢化率は50%を超えているのでは」と同団体の伊藤眞知子理事長は推測している。世代の垣根を越えて運営・利用できる場所の需要が高まっていたという。
そのような状況を受け夢みんは、近隣住民などにアンケートを実施。「育児や介護など気軽に相談できる場所がほしい」「地域とつながれる機会があれば」との声が上がったことも後押しとなり、昨年、運営委員会を立ち上げた。
しかし、資金面や人材確保といった課題があり、運営母体を担う同団体の中からは計画当初、心配の声も多かったという。多世代交流の必要性を周知しながら、地域住民と協力した施設改装や寄付金の募集を行い、昨年には運営委員会で50回以上の会議を行うなど試行錯誤してきた。
6月から本格始動
同所は4月15日に深谷町に開所。プレオープンと称して、現在も施設整備やスタッフ募集が行われている。
6月25日に本格的な始動を記念して、オープンイベントを実施予定。これまでの歩みを映像にまとめて放映するという。
伊藤理事長は「4月から6月までは、ホップ・ステップ・ジャンプと一段階ずつ進む。発展途上だから、皆さんの協力が不可欠」と話した。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>