再開発 公益施設着工 9月に駅前通り利用開始
戸塚駅西口再開発の第二段階として整備される公益施設が着工された。完了予定は2013年2月。再開発エリアを周回する道路の工事も進んでおり、9月には駅前通りが利用できるようになる見通しだ。
区役所や区民文化センターが入る公益施設は5月9日に着工。戸塚駅周辺開発事務所によると、地下と地上部分を同時に工事を進め、今年度末の時点では、地下の躯体がほぼ出来上がり、地上鉄骨が全高(約48m)の約半分の高さまで立ち上がる。
公益施設の整備には、横浜市が委託した民間事業者が施設の設計から運営までを一体的に行うPFI事業が導入されており、三菱UFJリースなどからなる特定目的会社「アートプレックス戸塚」が担う。
公益施設は地下3階、地上9階建て。タクシーと一般車の乗降場各10台分(第2交通広場)も1階部分に整備される。現在、区民からは「(西口の)駅前で車を乗り降りさせられる所がない」といった声が複数寄せられており、解消の一助となりそうだ。
また、当初1階には認可保育所を設ける予定だったが、昨夏に市が開催した住民向け説明会などで店舗設置の要望が出たことを踏まえ、計画を変更、物販店などを中心に設置を検討している(約200平方メートル)。多目的スペースや食堂、子育て支援スペースなどが入る市民利用ゾーン(3階)のほか、地下には自転車駐車場(約1300台)や一般車駐車場(約100台)が設けられる。公益施設は3階で駅前デッキ、トツカーナとつながる。
バス降車場移設
一方、道路整備も進んでいる。今年9月に一部整備中を残し、駅前通り(戸塚駅前線)の利用が開始。これで、再開発エリアを車で周回できるようになる。利用開始と同時に、第1交通広場にあるバスの降車場は駅前に移設される。
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