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戸塚区版 公開:2013年6月20日 エリアトップへ

横浜子ども会議 各校代表が活発に議論 区内34人「いじめなくそう」

公開:2013年6月20日

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グループに分かれて意見を交換した
グループに分かれて意見を交換した

 子どもが主体となって、いじめについて考える「横浜子ども会議」の第1回会議が各区でスタートし、区内では6月12日、東戸塚小学校で開かれた。各校代表の児童・生徒34人は初対面ながらも活発に意見を交換し、いじめをなくすために「見て見ぬふりをしない」「あいさつを通し、明るく楽しい雰囲気をつくる」こと等の必要性を確認し合った。

 児童・生徒が参加し、いじめ問題について議論する横浜子ども会議の実施は横浜市初の取り組み。市立小中高校と特別支援学校を合わせた512校から代表者を選出し、改善策を話し合い、最終的には課題や意見を全児童・生徒約28万人で共有する。

「多くの意見聞きたい」

 第1回目は小中特別支援学校が区単位で6月中旬から開催、別に高校生対象の会議も設定された。

 東戸塚小学校で6月12日に行われた会議には児童・生徒34人が参加した。同校の鈴木国広校長は冒頭、「安心して学校生活を過ごすにはどうしたら良いか、皆で考えてもらえたら」と呼びかけた。

 小学生は6年生が中心。自己紹介で児童・生徒たちは「会議を通していじめがなくなればいい」「色々な人の意見を聞きたい」「意見を主張できるようにしたい」などと、それぞれの思いを言葉にしていた。

 議論の場では中学校ブロックを基本に7グループに分かれ、中学生を進行役に積極的に意見を交換した。

 南戸塚中・豊田中グループでは、いじめを目にした周囲の行動にも着目した。「(声をかけると)仕返しが怖いかもしれないが、いじめられている本人はもっと辛いはず」と、普段から積極的に声をかけるなどし、いじめを受けている当人を孤立させないことが大切、との意見で一致していた。

 グループ毎に、事前に用意された4つの中から次回会議に向けて各グループが取り組むテーマを選び、第1回会議は終了した。

 テーマは▼一人ひとりを大切にできる学校にするために▼すべての人が楽しいと心から言える学校をつくるために――など。

児童の姿勢に感心

 南戸塚中3年、同校の生徒会長でもある亀井理沙さんは、「(小学生が)真剣に考えていることに感心した。いじめをどうとらえるか、考えるきっかけになればいい」と会議への期待感を口にした。

 横浜市教育委員会の担当者は、「中学生のリーダーシップにより小学生も安心して意見を言えた。次回は議論がもっと深まるのでは」と話していた。

 第2回会議は7月、市内を4地域に分けた方面別で行われ、第3回の全体会議は8月開催を予定している。第3回目では、高校生が小中学生の声を聴きながらアピール文を作成。それまでの会議内容とともに広報紙に掲載し、全児童・生徒に配布される。

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