横浜市の子育て支援事業「横浜子育てサポートシステム」。現在、戸塚区では学校への送迎や子どもの預かりなどを行う「提供会員」が不足していることが課題となっている。運営を受託している区支部事務局では説明会などを行い、会員増を目指す。
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この取り組みは、子どもを預ける「利用会員」、預かる「提供会員」、両方の「両方会員」の3種類の会員制。生後57日以上から小学6年生までの子どもを対象に、学校などへの送迎や放課後の預かりのほか、通院や親のリフレッシュなどに利用できる。これまでは送迎の依頼が多かったが、最近は迎えに行った後に拠点などで預かってほしいという依頼も増えている。
市は昨年10月、区支部事務局を地域子育て支援拠点「とっとの芽」に移管。常駐する専門スタッフが拠点内の広場で説明や預かりができるなどの利点も増えた。だが移管当初から課題となっているのが子どもを預かる「提供会員」の不足だ。区内では利用会員が462人なのに対し、提供会員は119人。両方会員36人を含めても3・2人に1人の割合に留まる。
提供会員が不足する一方で、年度ごとに更新する人の割合は、提供会員・両方会員ともに9割以上。事務局では会員一人ひとりに電話で積極的に更新を呼びかけたという。提供会員からは「迎えに行くと走って出て来てくれた。名前を覚えてもらいうれしい」など、活動のやりがいを感じたという声も。提供会員には子育てを終えた女性が多いが、男性や子育て中の人もいるという。事務局では、外部での出張説明会などを増やすなど、PRの場を広げ、幅広いニーズに対応すべく会員増を目指している。直近では10月9日(木)に説明会を予定。個別の説明もあり。
問い合わせは、事務局【電話】045・443・5384(火〜土曜日の午前9時30分〜午後5時)へ。
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