俣野別邸庭園(東俣野町/約5・8ha)は2017年春の全面開園に向けて整備が進められている。自然豊かな約4haの外苑は13年に開園しているが、横浜市では内苑についても歴史的建造物の再建や庭園の整備に着手している。市担当者は「(全面開園により)豊かな自然環境に加え、歴史・文化を感じられる施設になれば」と話す。
俣野別邸庭園は、戸塚区の南端に位置する風致公園。庭園内にはもともと邸宅があり、国の重要文化財にも指定されていたが、大半を火災で焼失したことから解除された。既に開園している外苑には散策路や芝生の広場等があり、四季折々の草花が楽しめる場所として、区民らに親しまれている。
内苑については、15年度までに再建建造物の建築工事が行われ、16年度までに庭園が整備される予定。建造物はハーフティンバー・スタイルと呼ばれる建築装飾を基調とした洋風建築様式を取り入れた、意匠的、歴史的価値が高いものという。大半が焼失した主屋は主屋棟・事務棟・南棟からなり、居間や食堂、事務室、調理室、会議室等が設置される。地域からは会議スペースの設置を望む声等があったという。喫茶機能を持たせるかなどの運営方法は、これから公募する指定管理者の提案による。
庭園部には芝庭や散策路が整備される予定。市担当者は「(建築物の再建で)歴史的シンボルが加わる」と期待を込める。
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