市政報告vol.3 児童虐待問題、根本的解決策を 横浜市会議員 やまうら英太
全国の児童相談所に寄せられる児童虐待相談対応件数が年々増加しています。
昨年度の神奈川県の児童虐待相談対応件数は2707件あり、そのうちの1072件は横浜市で発生しております。前年度と比較して若干減少はしていますが、まだまだ改善の必要性を感じています。
事件の多くが通告なし
報道されている虐待死事件の殆どが児童相談所等に通告されていないという事実を考慮すると、実際にはこれよりはるかに多い虐待が発生しているのではと考えられます。
虐待相談が増加している要因には、虐待問題に対する世間の理解と関心の高まりに伴う通告増もありますが、やはり虐待そのものが増えているのではないでしょうか。
親も孤立無援
望まない妊娠による出産、家庭環境の複雑化、貧困生活が理由で児童虐待に至るケースも少なくありません。
また、都市化、核家族化の進行も伴い、これら親を支える者も身近にいなくなっています。
現代という時代はまさに子育て受難の時代であり、孤立無援の中でストレスを抱え込まざるを得ない状況が一般化しています。
貧困との関係を調査
虐待そのものの要因も多岐にわたり、その発生メカニズムも複雑ですが、虐待が増加している背景には、このような社会状況が理由とも考えられるのではないでしょうか。
孤立を防ぐ地域特別委員会の一員として、貧困対策と児童虐待の関連性も調査・研究して根本的解決を図っていきたいと考えています。子どもたちには、元気に健やかに育ってもらいたいです。
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市長に子育て・子ども対策 質問!4月18日 |
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