吉田町に拠点を置く、日立ソフトボール部が、10月3日から和歌山県紀の川市で始まる第70回国民体育大会の全国の舞台へ臨む。神奈川県予選を突破し、関東予選で第二代表の座を手にしたことで得た切符。9回目、2年連続の優勝を目指す。
神奈川県予選は6月に行われ、5チームから選出されたものの日立は決勝戦からの参加。花王コスメ小田原に4回コールド勝ちした。
進んだ関東予選は8月末に埼玉県入間郡で行われ、関東地方の各県と山梨県の代表チームが参戦。同大会では第一代表決定戦と第二代表決定戦が行われ、全国代表の座を争った。県代表は、複数チームから選手を構成することもできるが、神奈川県は日立単独チームで挑んだ。第一代表決定戦は1回戦を勝ち進んだものの、準決勝では、ビックカメラ高崎と太陽誘電という群馬の2大強豪で構成されたチームと対峙し、勝ちを譲った。第二代表戦では、決勝で戸田中央総合病院と城西大学で構成された埼玉県代表チームを破り、全国大会の出場権を獲得した。同大会では各ブロックの代表13チームが頂点を争い、日立は準々決勝からの参加。3試合勝ち進めば優勝が決まる。
地域貢献に力を入れて
日立ソフトボール部はソフトボール競技女子日本代表チームにも選手を輩出してきた。「スポーツ功労者、スポーツ功労団体及び国際競技大会優秀者等に係わる文部科学大臣顕彰及び表彰」では、2015年度に女子日本代表チームが「スポーツ功労者顕彰」と「国際競技大会優秀者等表彰」をダブル受章し、日立の西山麗コーチと山田恵里選手が被表彰者となった。
神奈川県内、横浜市内ではソフトボールの楽しさや親しみやすさを伝えることを目的に、シーズンオフには「ソフトボールクリニック」を開催した。また、地元チームを応援するべく、とつか宿駅前商店会や矢部町内会などの地域住民がポスターを貼ったり、観戦に行ったりしている。矢部町内会の小寺隆司会長(72)は「自主的に地域の掃除などをしてもらい助かっており、感謝している。練習や試合の合間に町内行事にも参加してもらい、感心もしている」と話した。
日本リーグ1部にも期待
日本リーグ1部も前半戦が終わり、9月に後半戦に突入した。試合の第10節は地元大会となり、10月10日から3日間、サーティーフォー保土ケ谷球場(保土ケ谷区花見台4の2)で行われる。事務局の金本康宏さん(24)は「グラウンドができたことで練習環境も整い、見て後悔させないくらい盛り上がります。地域・従業員に愛される日本一のチームを目指しているので、特に保土ケ谷での試合は現地に応援に来ていただきたいですね」と話した。
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