神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2016年2月11日 エリアトップへ

横浜川崎 コンテナ港運営一元化へ 新会社設立で競争力強化

社会

公開:2016年2月11日

  • LINE
  • hatena

 国際競争力の強化を目指し「横浜川崎国際港湾(株)」(諸岡正道社長)=中区山下町2=が、横浜市の100%出資により1月12日に設立された。横浜港と川崎港のコンテナターミナルを一元的に管理運営し効率性を高める。本格的な業務開始は4月ごろを見込む。市港湾局では「港の発展は、市内産業の活性化にもつながる」と話す。

アジアのハブめざす

 横浜港には自動車や石油類、穀物などの在来荷物を扱う埠頭とコンテナ用埠頭がある。新会社は、国際競争が激化するコンテナの取扱いにおいて、アメリカやヨーロッパなど主要地域とアジアをつなぐハブ港としての機能強化が目的だ。

 横浜港のコンテナ取扱個数順位は、1980年に世界13位だったのに対し、2014年は48位に低下。ライバル視する韓国の釜山港は2014年には6位と大きな差がついている。アジアにおける大型コンテナ船の寄港地になることは、主要国との間に基幹航路を持つことを意味し、日本の国際競争力強化、また安全保障面でも重要だという。

 このような現状から国は、10年8月に阪神港と並んで京浜港(横浜・東京・川崎)を「国際コンテナ戦略港湾」に選定。その後、法改正により公社などが担ってきた港湾運営を民営化できるようになった。

 横浜市は12年4月、ニーズへの即応性を高め柔軟な対応ができるとして横浜港埠頭公社を株式会社に。東京・川崎も同様に株式会社化。そして3港の各会社が担ってきた埠頭の管理運営を一元化し、コスト抑制など入港船にとってメリットを出すため一つの港湾運営会社設立に向けた協議が重ねられてきた。

横浜市が100%出資

 今回設立された会社は、こうした動きに沿ったもので横浜港埠頭(株)からコンテナ埠頭の管理運営部門を分割し新設。横浜・川崎へのコンテナ船誘致などポートセールスも行う。

 資本金2億3千万円、資本準備金2億2千万円の計4億5千万円で、横浜市の100%出資。国の「港湾運営会社」指定後(3月予定)は、国と川崎市、民間企業等の出資を受け10億円規模になる見込み。横浜港埠頭(株)はコンテナ以外の埠頭管理運営を担う。

 社長には国際海運の動向に精通した日本郵船出身の諸岡氏が就任した。日本人初の国際海運会議所(ICS)会長を務める諸岡氏は「日本港湾の復権と横浜港・川崎港の国際競争力のさらなる強化に向け、関係者と一丸となって全力で推進していく」とコメントしている。

平成横浜病院

横浜市の健診・検査

https://yokohamahp.jp/

<PR>

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

心込めた一杯で難民支援

泉区のラーメン店

心込めた一杯で難民支援

「雪ぐに」店主・柴田さん

5月2日

市、新公園で民間と連携

戸塚区名瀬町

市、新公園で民間と連携

事業者らと対話へ

5月2日

硬式野球全国大会で金

戸塚中・河内さん

硬式野球全国大会で金

中本牧リトルシニア所属

4月25日

地球温暖化「考えて」

地球温暖化「考えて」

泉区が冊子を作成

4月25日

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook