戸塚駅西口周辺で今年「とつか夏まつり」が行われることが決まり、5月末、実行委員会が発足した。戸塚の夏の風物詩にもなっている八坂神社例大祭の神事「お札まき」と同日の、7月14日に開催される。
地域の伝統行事として続いてきた八坂神社祭礼。中でも、「お札まき」の儀式は例年盛り上がりを見せる。氏子の男性が女装をし、ご利益があるといわれる札をまきながら練り歩く神事で、横浜市の指定無形民俗文化財ともなっている。
一方で、2014年まで「お札まき」の日には横浜イベント商業協同組合による露店出店があったものの、ゴミや警備上の問題等により、戸塚警察署から車両通行止めや道路使用許可範囲の縮小・制限が示されたこともあり、組合内で検討した結果、昨年は見送りとなった。
「時代にあった祭りができないか」「地区ごとに行っているイベントの運営を協力し合えないか」。地元有志からはこのような声が上がった。そこで戸塚区内で行われるイベントの実行委員会同士が連携し、地域のコミュニケーションの輪を広げる目的で「戸塚まつり連絡協議会」の設置を目指すこととなった。5月27日には協議会設立の準備会が行われ、協議会下に置かれる委員会の一つとして「とつか夏まつり実行委員会」が発足した。「とつか夏まつり」は、歴史のある八坂神社例大祭の「お札まき」と同日に行うことで、運営は独立するものの、双方のにぎわいや活性化を図る。
会議では、従来の例大祭の問題点などが挙げられ、「とつか夏まつり」で取り組む解決案が出された。主な課題として上がったのは【1】露天商、警察との折衝【2】情報管理【3】青少年のい集・ゴミの問題――など。
【1】については、実行委員会の担当が、道路使用許可を警察に申請し、横浜イベント商業協同組合との折衝を行う。また、警備員の配置なども警察と相談しながら決める予定。【2】は、広報や取材対応の窓口を委員会内に設け、当日も会場内に本部を設置し、救護や各警備員との連絡を管理する。【3】では、警備員を増員、雇用時間も延長し、祭り終了後の治安にも配慮した体制に。地元社会人スポーツチームや地元企業・住民からのボランティアも募り、美化活動も行う。
関係者らに向けた説明会も追って開催する予定だ。
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