横浜市はこのほど、舞岡町および吉田町に整備が予定されている「(仮称)舞岡町公園」に、スケートボード(スケボー)が利用できる広場を整備すると明らかにした。2020年東京五輪の追加種目となるなど、盛り上がりを見せるスケボー。今回の広場の整備は、愛好家による声が反映された形だ。
市環境創造局によると、スケボーのできる広場の整備は、横浜市南部で初めて。数年前から「専用の広場を作ってほしい」という声が寄せられていたという。
「横浜スケートボード普及協会」の代表で、プロスケートボーダーの飯島健太さん(41)も、広場設置を働きかけてきたひとりだ。
飯島さんは2007年から、横浜開港祭でキッズスケートボードスクールを開催するなど、普及のため活動してきた。「スケボーで遊べる場所があまりなく、まずは魅力を知ってもらおうと活動してきた。(これまでの道のりは)思った以上に大変だったが、認知が上がり嬉しい」と話す。
広がる「輪」
飯島さんは自宅敷地内で、スケボーのできるバー「GREEN DOOR」(矢部町919の3)を営んでいる。用具レンタル等も行っており、初心者から経験者、子どもから大人までが集う。10月29日にはハロウィーンイベントを開催し、関東各所から愛好家が集った。
イベントに訪れた細谷潤恵さん(44)は、40歳の頃にスケボーを始めた。「初心者と上手な人が共に楽しめる雰囲気」に魅力を感じ、2年前には競技台のあるスタジオを都筑区に開業。「子どもと一緒に始めたいと、50代の方が訪れることも」と、スケボーの輪の広がりを実感しているという。
また日本スケートボード協会公認のプロスケートボーダーで、品濃町在住の山岸倫生さん(15)は「年齢に関係なく、仲良くなれる力がある」と魅力を語る。新設される広場については「スケボー人口が増えるきっかけになれば。魅力を多くの人に知ってもらえると嬉しい」と話した。
同公園の整備計画についての、詳細は未定。供用は2020年度以降を予定している。
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