戸塚区のゲートボールチーム「横浜戸塚」が、5月に行われた神奈川県予選で優勝し、9月23日・24日に北海道芽室町で行われる「第33回全日本ゲートボール選手権大会」への出場を決めた。同大会へ戸塚区から出場するのは、約20年ぶりの快挙。「平均年齢77歳」のメンバーが、勝利を目指して戦う。
「横浜戸塚」は、区内での大会運営などを行う戸塚区ゲートボール連合(鈴木嘉視(よしみ)会長)に所属している各チームから選抜され、結成した。
メンバーは主将の荒川健一さん、伊藤正利さん、吉沼節子さん、中島ミナ子さん、栗原保雄さん、若井秀夫さん。20年のベテランから、まだ数年という選手まで層が厚く、皆「ちょっとでも時間があれば打ちたい」という”ゲートボール愛”に溢れているチームだ。
海老名市で行われた県予選では予選リーグと決勝トーナメントあわせて7試合を戦った。
特にトーナメントでは、4試合中2試合で1点差を競り勝つ展開。荒川主将は「この試合のために組んだチームだったが、協会内でよく知った関係だったので、チームワークを発揮することができた」と振り返る。
「チームワークが重要」
今回出場を決めた全日本選手権は、ゲートボール生誕70周年の記念大会。各県の代表と昨年の優勝チームあわせて48チームが頂点をめざして戦う。
この大会には、吉沼さんに代わり鈴木会長がメンバーとして出場。チーム平均年齢は77歳となる。
9月8日には戸塚区役所を訪れ、田雑由紀乃区長にあいさつした。「楽しみながら優勝を目指したい」というメンバーに、田雑区長は「健闘をお祈りします」とエールを送った。
ゲートボールは1チーム5人で戦い、30分の試合終了時、ゲート通過などのポイント数が多いチームの勝利となるゲーム。自分のボールを敵や味方のボールにぶつけつつ、補助や妨害をすることで展開するため、荒川主将は「技術はもちろん、チームワークが重要」と説明する。
同協会では月一度のペースで「TGS」(戸塚区ゲートボールスクール)という勉強会を実施している。ここで会員同士の結束や実力を、日頃から高めあっているという。鈴木会長は「(この勉強会で)戸塚区全体のレベルも上がっているのでは」と話す。
同チームは今回、より一致団結しようと、黒いユニホームを新調した。荒川主将は「一試合ずつ戦い、まずはリーグ戦を勝ち上がりたい」と話した。
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