横浜市は来年3月1日から戸塚駅周辺を喫煙禁止地区に指定する。それに先立ち12月4日、同駅周辺に喫煙所を3カ所新設した。市では「指定前に開設することにより、駅周辺での喫煙行動に慣れてもらうことが目的」としている。
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横浜市は、07年度から横浜駅、みなとみらい地区、鶴見駅、新横浜駅などの周辺地区・市内6カ所で喫煙禁止地区を設けている。戸塚駅も市南西部のターミナル駅として利用者数が多いことなどから指定を受けることになった。
今回市は指定前に喫煙所を初めて設置する。これまでの6地区は、指定と同時または指定後だったが、市が今夏、市民に意見募集したところ、「喫煙所を早く作って欲しい」「駅付近に灰皿を設置して欲しい。公に吸える場所がなくて困っている」などといった声が寄せられたこともあり、担当の資源循環局では「指定前3カ月前のこの段階に、喫煙できる場所をいち早くPRするため開設した」とその理由を語る。
設置されたのは、戸塚モディ前のペディストリアンデッキ、西口大踏切デッキ下、西口バスセンターの3カ所(=図参照)。このうちもっとも大きいのはモディ前で60平方メートル弱あり、最大で40人程度が使用できるという。いずれも屋根はなく透明のパーテーションで区切ってあるもの。
戸塚駅を通勤で利用する非喫煙者の一人は「駅周辺でタバコを吸えなくなることは歓迎している。一方で喫煙したい人の気持ちも分かる。こうした形で分煙がしっかりと進んでいけば良いのではないか」と話していた。
喫煙禁止地区内では、喫煙所以外でたばこを吸うと、過料2千円が徴収される。
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