舞岡中学校が5月11日、俣野公園・横浜薬大スタジアムで開かれた「市中学校春季野球大会」の決勝戦で桐蔭学園中学校(青葉区)を破り、見事優勝を果たした。同中は25日からの県大会に出場すると同時に、今夏横浜スタジアムで開かれる全国大会への切符も手中におさめた。
全員の力が集結
決勝の桐蔭学園戦は、激しい打ち合いとなった。舞岡中は抜群のコントロールを誇るエース・翠田(みすた)広紀さん(3年)を中心とした”守りのチーム”だが、この日は制球が定まらず、3回までに3点を先取される苦しい展開。
潮目が変わったのが4回表の攻撃から。今大会思うような結果が出せなかった5番・上原大輝さんがランナーのたまったところで2点タイムリーを放つなどし、一気に5点を取り逆転に成功。さらに5回にまたも上原さんがランナー2人を返し、有利な状況に持ち込んだ。しかし、桐蔭に粘りを見せられ、2点を返されたものの、8対5で突き放した。この日は、戸塚中野球部もかけつけ、大きな声援を送ってくれたという。顧問の仲大貴教諭は「決勝まで投手がチームを引っ張ってきたが、最後に全員野球で最高の結果をおさめることができた。戸塚中や地域の方々の応援も本当に力となった」と話す。
準々決勝が山場
最大のピンチは、準々決勝の東山田戦(都筑区)だった。同中とは、今年2月、県内約100チームが参加した「K-1」大会の決勝で辛勝した”因縁の相手”。今回は0対0のまま特別延長を迎え、3対2で舞岡中に軍配が上がったが、選手間でも「春季大会の最大の山場だった」と振り返る声が多い。ここを突破したことが、優勝への道筋をつけたようだ。キャプテンでキャッチャーの横田浩介さん(3年)は「全戦を振返るとミスもあったが、部員皆の力が集結し、良い形になったのは、大きな成果だった」と振り返った。5月25日から始まる県大会の初戦は、県内でその名を知られる強豪校・相陽中(相模原市)。仲顧問は「レベルは拮抗している。ここを抜けられれば、十分優勝を狙える」と分析する。
舞岡中は今大会優勝したことにより、8月12日から横浜スタジアムで開かれる全国大会への出場権を獲得。翠田さんは「メンバーの力に助けられ、やって来られた。全国大会はスタジアムで投げられ嬉しい」と笑顔を見せた。
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