神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2019年11月28日 エリアトップへ

戸塚図書館 「子どもSOSの本」 展示 児童虐待防止の啓発活動

社会

公開:2019年11月28日

  • LINE
  • hatena
展示コーナーを紹介する山崎司書
展示コーナーを紹介する山崎司書

 戸塚図書館は11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせ、幼児から中学生を主な対象に、虐待から心身の守り方を伝える本の展示コーナーを館内に設置中だ。紙芝居や絵本、ノンフィクションなど多様な書籍をそろえ、啓発活動に力を入れている。

 子どもが読んで理解できる、児童虐待や性暴力、いじめ、防犯などの児童書を戸塚図書館は今回、「子どもSOSの本」と名付け、85冊を展示している。

 今企画のそもそものスタートは今年1月、千葉県野田市で小学校4年生の女児が父親からの虐待により死亡した事件がきっかけ。この件を重く見た同図書館では、啓発事業を行うこととし、まず、司書3人からなる「児童書選定担当」が、児童虐待関連図書が館内に30冊あることを確認。4月から10月までに新たに27冊購入を進め、11月の「防止推進月間」にまとめて展示を開始した。選定基準は「子どもの視点で虐待が分かること」にしたという。山崎祐司司書は「本を読んだ子どもたち自身が『自分がいま、虐待やいじめを受けていないか』と認知できる知識や気づきを提供したかった」とその理由を語る。

 展示本の一例としては「あなたはちっともわるくない」(安藤由紀著)。幼児が読みやすいように工夫されたこの絵本の登場人物は動物。大人から暴力を受けている「ちびくまくん」の体にアザがあることに気づいた医者の「やぎ先生」が、声をあげて助けを求める重要性を伝える内容だ。

 長谷川祐子館長は「大人や学校の先生たちにも見てもらい、地域一体となり子どもを守っていく意識を作っていければ」と語る。展示は12月25日(水)まで。

市全体2809件増加

 横浜市全体の2018年度の児童虐待の対応件数は前年度から2809件増の9605件となっている。経路別では区役所には医療機関、学校、家族・親戚、近隣・知人などからの相談が、児童相談所には警察などからの通告が増えている。市では「児童虐待への関心が高まっており、早い段階で市民からの通告が増えている」と現状を分析している。

平成横浜病院

横浜市の健診・検査

https://yokohamahp.jp/

<PR>

戸塚区・泉区版のトップニュース最新6

心込めた一杯で難民支援

泉区のラーメン店

心込めた一杯で難民支援

「雪ぐに」店主・柴田さん

5月2日

市、新公園で民間と連携

戸塚区名瀬町

市、新公園で民間と連携

事業者らと対話へ

5月2日

硬式野球全国大会で金

戸塚中・河内さん

硬式野球全国大会で金

中本牧リトルシニア所属

4月25日

地球温暖化「考えて」

地球温暖化「考えて」

泉区が冊子を作成

4月25日

新区長に近藤氏

戸塚区

新区長に近藤氏

本紙に区政の展望語る

4月18日

新町名「ゆめが丘」誕生

泉区

新町名「ゆめが丘」誕生

大規模再開発が契機

4月18日

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

戸塚区・泉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

戸塚区・泉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook