横浜市と戸塚区は2月、区内全バス路線を掲載した区別バスマップを作成、発行した。公共交通機関の利用を促す「モビリティマネジメント」の一環で、戸塚区のマップを作成するのは初。区内各所で配架されており、担当者は「ぜひ手に取って」と呼びかける。
横浜市では交通渋滞緩和や環境負荷軽減を図るためにマイカー交通から公共交通機関への転換を掲げるモビリティマネジメントに取り組んでおり、2010年度に初めて泉区で区別バスマップを作成した。転入者に向けて配布しており、バスが身近で便利な乗り物であると伝えたい考えだ。
マップはこれまでマイカー利用者が多い瀬谷区や磯子区、港南区など、郊外エリアを中心に作成。今回の戸塚区版は11区目で、他区に比べて一回り大きいA2サイズを折り畳んだ仕様になる。市担当者は「面積が大きく、バス路線も多いのが戸塚区の特徴。密集した路線で従来のA3では見づらかったため、区の担当者と相談してサイズを拡大した」と説明する。
「こすずめ号」も紹介
作成には戸塚区も携わり、表紙には区のマスコットキャラクター「ウナシー」を登場させた。手作りのバス停の前に立たせた風景写真は、イラストのみの他区とは趣が異なり、区担当者は「親しみを感じてもらい、気軽に手を取ってもらえるように」と話す。また、ツイッターなどのSNSでもウナシーを頻繁に登場させており、その相乗効果も図ったという。
路線図としては神奈中バス、相鉄バス、市営バス、江ノ電バスのほか、コミュニティバスの「こすずめ号」も掲載。これまで各路線ごとのマップはあったものの、一つにしたものはなかったという。そのほかバスで行きやすい俣野公園や小雀公園などの区内おすすめスポットを掲載している。区担当者は「バス利用時に持ち歩いてもらい、区の魅力を改めて発見してもらえれば」と話す。
マップは区役所2・3・9階の窓口、各地区センター・ケアプラザ、図書館等で手に入る。
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