神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2011年6月16日 エリアトップへ

横浜市 節電15%を呼びかけ 22日に県下一斉の「社会実験」

公開:2011年6月16日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は6月22日(水)、電力使用量を前年同日と比べて15%削減することを目指す「節電チャレンジ」を実施する。東日本大震災の影響で電力需給が逼迫するなか、市民、企業、行政が一体となって節電意識の高揚を狙う。

 節電チャレンジは、横浜市が神奈川県、川崎市、相模原市と連携し、県下一斉に実施するもの。夏至となる6月22日午後1時から3時の電力使用量を「昨年同日比15%削減」の実現を目指す。結果は速やかに記者発表されるほか、市、県のHPに掲載される予定だ。

 そのため市は、市民にエアコンの設定温度の2度上昇(28度目安)や扇風機の使用を、また事業者には昼休みを午後1時以降にずらすなどして電力需要のピークを分散させる「ランチ・シフト」を呼びかけている。

 市では電力需要が本格的に高まる前にこの取り組みを成功させることで、節電意識を高めたい考え。「目標必達」を掲げて各方面への働きかけを続けている。

産業界に不安も

 産業界でも節電は喫緊の経営課題だ。約600社が拠点を置く横浜金沢産業団地(金沢区)では、「チャレンジ」の当日に多くの企業が操業の休止や勤務時間の変更を実施する。

 もっとも夏場の節電には、多くの企業が不安を抱く。照明のLED化や省電力エアコンの導入などハード面の改善は、商品自体が品薄で今夏の導入は難しく、操業を土日や早朝、夜間に変更するなど、運用面の改善しか対策がないためだ。同団地の企業が加盟する横浜金沢産業連絡協議会の関係者は「15%削減するには週3、4日しか操業できないがそれでは納期を守れない、という企業もある」と危機感を募らせる。

 また市民レベルの節電も大きな課題だ。旭区在住の木村吉夫さんは、太陽光発電の導入や雨水の利用、緑のカーテンなどをいち早く家庭や地域で実施してきた。そんな木村さんが訴えるのは、二世帯同居や地域コミュニティの復活。「家族3世代が一つの部屋にいればテレビや冷房も一台で済む。日中、近所の誰かの家に集まってお茶をするだけで節電になる」と話す。

 企業、市民ともに働き方や暮らし方の見直しを含めた、長期的な視点での対策が求められることになる。

区内施設は輪番休館へ

 さらに節電対策として、市は今夏、市民利用施設の「輪番休館」を実施。区内では「保土ケ谷図書館」など11の施設が対象となる。

 輪番休館は、7月から9月までの3ヶ月間、それぞれの施設が、平日週1日を閉館とするもの。区内の施設休館日などの問合せは【電話】045・334・6305/区役所地域協働課まで。
 

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook