保土ケ谷警察署(園田福春署長)管内でここ最近、ひったくりと振り込め詐欺の被害が増加しており、同署ではパトロールの強化に加え、イベントなどで区民に注意を呼びかけている。
暗い街路が要因?
同署によると、今年に入り管内で起きたひったくり被害は49件(7月15日現在)で、前年より19件増。今年になって増加した明確な原因は判明していないが、一部では節電で街路灯が暗くなった事も要因にあるのではないかと指摘されている。さらに、保土ケ谷区は入り組んだ地形で人目の行き届かない場所も多いため、大通りから外れた住宅街での犯行も頻出。近年、こうした地理的特徴を逆手にとったケースも目立つという。
被害の防止策としては、車道側の手にカバンを持たないこと、カバンをたすきがけにすること、携帯電話や音楽機器を使用しながらの歩行を控える事などが有効的。また、絶えず後ろを振り返りながら歩くことでも犯行を防げるという。
”手渡し型”が横行
一方、振り込め詐欺の発生件数は19件(7月15日現在)で、前年より11件増えている。被害者に多いのは50〜80代の女性で、保土ケ谷区では、銀行員などを装った犯人が、電話後に直接現金やカードを受け取りに来る”手渡し型”が多発しているという。
ひったくり・振り込め詐欺ともに”まさか自分が”という警戒心の薄さが被害を招くこともあり、署では「他人事と思わず、一人ひとりが防犯意識を持ってほしい」と呼びかけている。
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