神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2012年3月8日 エリアトップへ

千丸台団地 命救った「見守りネット」 区民の功労に消防表彰

公開:2012年3月8日

  • LINE
  • hatena
伊藤署長から感謝状が贈られた
伊藤署長から感謝状が贈られた

 保土ケ谷消防署(伊藤好夫署長)は、火災現場からの住民救助と初期消火に貢献したとして、区民2名を署長表彰した。現場となった団地では、日頃から見守り活動が活発に行われており、今回の救助成功もこの取り組みが功を奏した形となった。

 表彰を受けたのは、上菅田町の長谷川昭英さんと新井町の木皿政子さん。

 長谷川さんは、2月16日午後7時50分頃、日頃から気にかけていた千丸台団地内の住人宅を訪問。ノックに応答が無く、郵便受けから内部を確認したところ、煙の臭いと火災警報器の音に気付いた。ドアを開けると、火炎と横になって寝ている住人を発見。住人を玄関先まで引きずって移動させた後、消火器を使って初期消火に成功した。

 また、現場となった住宅の隣に住む木皿さんは、長谷川さんからの連絡を受け、消防に通報。消火器を持参して長谷川さんに手渡すなど、初期消火成功に貢献した。

 2月28日に行われた感謝状の贈呈式で、伊藤署長は「燃えている家に入り、救助するというのは非常に勇気のいること。通報や初期消火の迅速さも模範的で、非常に嬉しく思う」と感謝の意を述べた。

日頃の活動が奏功

 現場となった千丸台団地では、日頃から「見守りネット」と呼ばれる取り組みに力を入れており、緊急時、屋内のスイッチを押すことで周囲に救助を求められる「緊急回転灯」の設置や、民生委員らによるパトロールを実施している。

 長谷川さんは千丸台団地自治会の会長を務めており、火災当日もパトロールの一環として現場を訪問した。木皿さんも隣人宅に日頃から気を配っており、当日は朝から郵便受けに新聞が入ったままであることが気になり、様子を確認しようと外に出たところで、長谷川さんに遭遇した。

 また、自治会では消火訓練などの活動を頻繁に行っているため、木皿さんは消火器の場所や使い方をすぐに思い出したという。

 2人は「大事にいたらなくて本当に良かった。日頃の活動の成果を発揮できた」とほっとした表情を見せ、伊藤署長も「この表彰が、今後活動を継続されていく上で、心の拠り所になれば」と話していた。
 

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のトップニュース最新6

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月25日

運転手不足で減便続く

市営バス

運転手不足で減便続く

住民から困惑の声

4月25日

「地場ワイン」今年も上々

「地場ワイン」今年も上々

原料は川島町のぶどう

4月18日

保土ケ谷は50年で25%減

横浜市将来人口推計

保土ケ谷は50年で25%減

世帯数は2割ほど減少の見通し

4月18日

商店街舞台の演劇企画

元宝塚歌劇団大洋あゆ夢さん

商店街舞台の演劇企画

役者募集、町おこしに一手

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook