保土ケ谷区版 掲載号:2013年2月21日号
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横浜市 学校司書を全校配置へ 新年度予算に計上

 横浜市はこのほど発表した2013年度予算案の中で横浜市立小・中学校と特別支援学校に学校司書(注1)を配置することを明らかにした。10月から125校に、2016年度までの4年間で全校に導入する予定。市では配置により学校図書館の充実を図るとしている。

 学校図書館は、専門資格となる司書教諭(注2)を中心に運営、管理されている。しかし、ほとんどの学校で司書教諭は担任、教科、部活動指導などとの兼任で、図書業務に関わる時間が少ない現状がある。本の貸し出しや本棚の整理などを保護者などのボランティアや図書委員の児童、生徒が行っていたり、学校によっては、図書館の開所時間が、限られているところもあるという。

 また、小学校では、2011年度、中学校では2012年度に改訂された学習指導要領の中で「学校図書館の充実、活用」が示されていることから、市では今回、初めて学校司書配置を予算化した。

教材に図書資料活用も

 市は配置により「児童、生徒の読書意欲の向上」「情報活用能力の育成」をあげており、司書教諭のサポートが業務となる。基本的に学校図書館に週5日常駐させ、図書館の環境整備や管理、貸し出し業務のほか、図書に関する相談も行う。

 また、総合的な学習の時間での資料づくりに対する助言や、教科に関する資料提案など、児童、生徒のほか、教科担当教諭へのアドバイスも期待されている。教育現場からは「これまで以上に図書資料を活用した授業が実施でき、幅が広がるのでは」と期待感が聞かれる。

人材の確保がカギ

 市では、2013年度予算案の可決後に、公募により人材を確保するとしており、司書や司書教諭などの資格を重視する一方、資格がなくても応募対象とするかを検討している。

 学校司書配置を訴える活動を行う市民団体などからは「専門的な知識を持った人に限ったほうが、より学校図書館の充実につながるのでは。人材の確保が事業のカギとなる」という声もあり、市担当者は「専門的な知識のほか児童、生徒とコミュニケーションが取れるかなど、総合的に判断していきたい」と話している。
 

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