区内川島町在住の森山雄稀(ゆうき)君(5)がアメリカ合衆国フロリダ州で10月12日(日本時間13日)に行われたストライダーの世界大会「ストライダーワールドチャンピオンシップ2013」で優勝。双子の姉・桜菜(さな)ちゃんも5位入賞した。雄稀君は昨年4歳クラスでも優勝しており同大会2連覇となった。
ストライダーはペダルの無い二輪車で、足で地面を蹴って進むアメリカ生まれの子ども用バイク。自転車に乗る前の練習用として用いられることがある。
森山姉弟は、普段は国内各地のレースを転戦。雄稀君は、同世代の年間チャンピオンをポイント制で争う大会、「RCS」でも首位争いを演じる等、現在国内のトップライダーとして活躍している。
今回森山姉弟がエントリーした世界大会は2年前から行われており、開催国アメリカをはじめ、イギリスやオーストラリア、韓国など約10カ国の選手が集まった。大会は2歳から5歳まで年齢別にクラスが分けられ、起伏が激しい約200メートルの専用コースを走り順位を競う。5歳クラスには、連覇のかかる雄稀君と同大会初出場となる桜菜ちゃんを含め、26人が参加。3組に分かれて実施された予選レースを雄稀君はトップで、桜菜ちゃんは同じ組の2位でゴールし、姉弟仲良く通過した。
圧巻のレースで完勝
上位8人で争われた決勝レース。雄稀君はスタートダッシュを成功させ序盤から独走状態となる。勢い良くコーナーを曲がると、最大の難所である「コブ」の連続にトップスピードで突入。ここでは地面を蹴った勢いを活かしストライダーに足を乗せたまま走る「プッシュ走法」と呼ばれる技術を披露。2位以下を引き離し1度もトップの座を明け渡すことなく優勝した。
最大の難所を乗り切った「プッシュ走法」は昨年の同大会後、父・泰年さんとの猛練習の末に身に付けた。この技術を使えるのは同世代では一部のトップ選手だけだという。「緊張したけど優勝できて嬉しかった」と雄稀君がクールに語る一方で、入賞した桜菜ちゃんは「楽しかった」と笑顔。泰年さんは2人の結果を涙ながらに喜び「ご褒美を買わされるのでしょうね」と、苦笑混じりに話した。
|
<PR>
保土ケ谷区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>