岩崎小児童 「まちゼミ」で旧東海道巡る 市民団体が魅力発見企画
区の街づくりに取り組む市民団体「ほどがや人・まち・文化振興会」(羽根一男代表)は12月14日、「まちゼミ」を実施した。「保土ケ谷宿を知り、学び、紹介する」をテーマに岩崎小学校の児童らを対象にしたもので、当日は旧東海道を、ボランティアガイド案内のもと散策した。
この取り組みは「横浜市市民協働条例」に基づく、区との協働事業の第6弾として実施されたもの。今年4月1日に施工された条例は、行政と市民が協力して行う事業を市民側から提案し、市長の審査を通ると、協働事業として実施することができるという内容。保土ケ谷区では5月17日に「ほどがや人・まち・文化振興会」(羽根一男代表)が提案した「保土ケ谷の人・まち・文化を生かした旧東海道のにぎわいづくり事業」が審査を通過し、市内で第1号として契約が締結されている。それ以降、区と協働で「宿場朝市”ごうどいち”」や「まちかど博物館スタンプラリー」、「ほどがや今昔写真展」など5つの事業を実施しており、今回、初開催となった「ほどがやまちゼミ」はその第6弾。次代の担い手である子ども達に、まちの歴史や魅力を伝え、愛着を持ってもらうことを目的に実施された。
当日は、6人のボランティアガイドを講師に招き、岩崎小学校の6年生約70人が旧東海道を散策。6班に分かれた児童たちは同小学校から出発し、松並木(上方見附跡)や本陣跡などの各ポイントで立ち止まって同行したガイドの説明に耳を傾けた。写真撮影を行う児童もおり、街の歴史に興味深げといった様子。途中立ち寄った、保土ケ谷駅近くの老舗そば屋「桑名屋」では店主の近藤博昭さんが店の2階を提供し、即席の「保土ケ谷塾」を開催。パネルなどを使いながら街の歴史を解説した。
子ども達は「普段暮らしている街なのに知らないことがたくさんで勉強になった」と話し、当日随行した同会の担当者は「みんな一生懸命メモを取って、ガイドの方の話を聞いていた。いい企画になってすごく良かった」と、児童たちの熱心な態度に感心していた。今後も区と同会は共催でイベントを行う予定だという。
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