演者は一線級
地域の人々に本格オペラを気軽に楽しんでもらおうと、市民有志が取り組んでいる「横浜スロバキア国立オペラ2015」が1月17日(土)、保土ケ谷公会堂(相鉄線・星川駅そば)で開催される。
今年は昨年に引き続き、地元で活動する主婦のコーラスグループ「さくらエコー」(伊東宏子代表/【電話】045・341・6965)の主催で実施。さらに、スロバキア政府文化省や駐日スロバキア大使館などからの後援を受け、世界的にもトップクラスの出演者を招聘。毎回、豪華なメンバーで構成される舞台が、人気を博している。
敷居の高さを払拭
地元の新春を彩る風物詩として、10年以上の歴史があるこのイベントは「敷居が高い」「難しい」などといったオペラに対するイメージを払拭するため、過去にも多くの人に馴染み深いプログラムを上演してきた。
今回もスロバキア国立オペラのメンバーが、モーツァルト作曲の「魔笛」をベースとしたステージを熱演。エジプトを舞台とした架空の物語を「ソリスト」と呼ばれる演者たちが、迫力ある声量で表現する。さらに第2部のステージでも「アリア、オペレッタとミュージカルの曲」と銘打ち、ポピュラーな楽曲が披露される予定となっている。
演出は最小限に
またこの公演は、演目と同様、良く知られている楽曲を中心に、ストーリーを再構成した「ダイジェスト版」となるため、オペラを鑑賞するのが初めてという人でも比較的スムーズに世界観を共有できるのも特徴の一つ。また小道具などによる演出を最小限に抑え、ピアノ伴奏による演出を強調。こうした構成について関係者は「私たちはこの形式を『コンサートオペラ』と呼んでいます。ソリストの歌声を最大限に堪能してもらえれば」と説明する。
文化交流に一役
今回は、主役級の女性ソリストが初めて保土ケ谷公会堂に登壇する予定となっており、常連のファンからも注目を集めているという。
主催するコーラスグループの伊東代表は「質の高いオペラ公演を保土ケ谷区でも継続することで、日本とスロバキアの文化交流にも役立ててもらえれば」と話している。開演は午後2時(開場は同1時半)。入場券の購入方法など詳しい問い合わせは前出の「さくらエコー」へ。
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