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薬剤師北井康一さんに聞く 今シーズンの「花粉症」予測 前年比2〜3倍に加え雪の影響注意
花粉症に悩む人にとって、頭の痛い季節が今年もやってきた。今年は例年と比べ花粉の飛散量が2倍から3倍と言われているが、何か対策はした方がいいのだろうか。今回は保土ケ谷区にゆかりの深い薬剤師・北井康一さん(スカイビル調剤薬局・代表取締役社長)に、対策を聞いた。
―花粉シーズンはいつ頃まで続きますか?
「すでに始まっていて、敏感な方はつらく感じ始めた頃ではないでしょうか。例年2月からスギが飛び始め、3・4月にかけてピークになります」
―今季の飛散量は?
「日本気象協会が12月に発表した花粉の飛散予測によると、関東甲信越などでは非常に多い見込みとされ、前年の2〜3倍と言われています」
―先日降った雪は影響がありますか?
「雪が降っている時は、花粉はあまり飛びません。しかし、それは花粉が蓄積されているだけで、暖かくなって雪が解けた時、ダムにたまった水が決壊するかのように花粉が飛び散る可能性があります」
―それでは、どのような対策が有効でしょうか?
「飛散が少ないと言われていても、外出時のマスク・眼鏡の着用を忘れず、帰宅後のうがい手洗い等を徹底してください。それでも症状がつらい時は、専門家にアドバイスを仰ぐことが重要です」
―市販薬の効果は?
「今は市販のOTC(一般用)医薬品で簡単に症状が治まる患者さんもいます。症状をお聞かせいただければ、そこに合ったお薬をご案内します」
―鼻炎の薬などは眠くなりやすい印象がありますが?
「個人差があり、眠くなってしまう方もいます。しかし最近では、眠くならないお薬も開発されていますので、薬剤師にご相談ください。即効性の高い点眼薬もございます。」
―最後に花粉症に悩む方に向けメッセージを。
「体質を改善することで、ある程度の症状緩和は見込めます。そのために私たち薬剤師が患者さんに合ったお薬を一緒に考えます。市販薬で治りにくい方は、長年の経験で分かるので、お気軽に一度ご相談ください」
■横浜市西区高島2の19の12スカイビル9階「スカイビル調剤薬局」【電話】【FAX】045・453・4193へ。
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