天王町商店街(薗隆雄理事長)と協同で商店街を中心とした地域活性化へ向けた調査・研究を進めている横浜国立大学の学生がこのほど、商店街関係者らを前に今年度進めてきた研究に基づいた具体的なアクションプランを示した。
昨年度から3カ年計画で進められている取り組みで、今年度は昨年度のフィールド調査で浮かび上がった商店街の活性化へ向けた課題を受け、学生が立案した「仕掛け」をプレイベントなどを通じて検証。この日はそれぞれの「仕掛け」の実効性を商店街関係者らにプレゼンした。
柔軟な発想
50人ほどが集まったこの日、学生は柔軟な発想の活性化策を6つのグループに分かれ発表。小学生を対象にミッションをクリアしながら商店街を巡る職業体験イベントや、商店主が先生役となり暮らしに役立つ情報や知識をレクチャーする企画、SNSを活用した宣伝コンテストなどを示した。
提案を受けた商店街関係者らからは、固定概念にとらわれない学生の提案に「斬新で面白い」と前向きな声も聞かれた一方、「一過性のイベントで終わってしまい、継続的な来客につながるか疑問」といった厳しい意見も挙げられた。
今後は商店街関係者らが3月中に学生の提案を精査していく方針。薗理事長は「私たちだけでは考え付かないようなアイデアもあった。単体という訳にはいかないかもしれないが、来年度の既存の商店街イベントの中に盛り込む形でこの提案を活かしていければ」と話していた。
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