和田町商店街の恒例イベント「べっぴんマーケット」が3月12日(土)に行われる。39回目の開催となる今回は、「和田町」の由来となったとされる武将・和田義盛を縁に、三浦市から三崎のまぐろや三浦野菜を扱う業者が招かれ出店する。
三浦半島に勢力を持ち、源頼朝の鎌倉幕府創建に貢献した和田義盛は平家打倒に向け、白根不動明王へ向かう道中、現在の和田町周辺に宿をとったと言い伝えられている。その晩、夢枕に現れた観音様のお告げを受けた義盛は鎌倉街道(現在の国道16号線)の北側に稲荷神社を建立。後に鷹狩をするために同地を訪れたこの稲荷を参拝した頼朝が、義盛の名にちなみ「和田」の名を冠し「和田稲荷」となったという。
バスツアーなども
商店街では街の名の由来となった義盛の存在を地域活性に役立てることができないかと、2年ほど前から検討を開始。その中で義盛の生誕の地である三浦市の三崎朝市協同組合との関係構築を進め、マーケットへの出店を依頼していた。
12日のマーケットでは朝市でも人気の高い、まぐろと三浦野菜の販売業者がブースを構える。商店街関係者は「マグロの希少部位なども並ぶ予定なのでお楽しみいただきたい。義盛がつないだ縁を大切にしながら、地域を盛り上げていき、今後は和田町発で三崎の朝市を訪れるバスツアーなども企画できれば」と話している。マーケットは午前10時から午後3時まで。フリーマーケットや普段は横浜国大の講内でしか扱われていない弁当「和田弁」の販売なども予定されている。
震災復興募金で先着90人に苗木
会場内には東日本大震災復興支援として募金箱が設置される。募金協力者先着90人にブルーベリーやモッコウバラなどの苗木が進呈される。
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