保土ケ谷区地域子育て支援拠点「こっころ」が、開設10周年を迎える。「利用者が増え、区内の子育て支援関係の団体とネットワークが広がってきた。ここに来るママたちに『子育てって楽しい、地域ってあったかい』と思える場を作っていきたい」と、10年を振り返り施設長の諏訪ひとみさんは話す。
相鉄線「星川駅」から徒歩3分、おもちゃも充実しているこっころには、区内全域から利用者が集まる。各地区の子育てサロンに足を運び情報収集しているスタッフは、利用者にサロンの様子を伝え、地域と子どもをつなぐ役割も。「子どもたちには、地域の人をはじめたくさんの人に愛される経験をしてほしい」との思いからだ。
10年で大きく変わったことと言えば、「イクメン」の登場だ。パパがメインのイベント「パパデー」は、当初チラシを撒いても4、5人程度。それが今では告知なしでも20人は集まる。一方で心配事は、ネットの情報が溢れすぎて、自分の考えや育児に自信が持てない人が増えたこと。「子育てで孤立する環境は作りたくない。悩みがあってもすぐに相談できる場を作りたい」とママに思いを寄せる。
開設当初こっころに来ていた子どもは、小学校高学年になっている。「昔遊びに来ていた親子に街で会うこともあるんです。ママは覚えているんですけど、子どもは誰だろうって。だけどそれは今がとても楽しくて情報が上書きされている証拠だから元気でよかったなって思えるんです」と目を細める。
こっころでは現在、利用者と支援者への感謝の気持ちと、幅広い年代にPRしたいとの願いをこめて、ロゴ入りタオルハンカチを5000枚作成し配布している。
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