保土ケ谷区版 掲載号:2016年8月18日号 エリアトップへ

地元若手 パン屋を誘致 来秋の開店めざし奮闘

社会

掲載号:2016年8月18日号

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関係者と話し合う荒川さん(右から2番目)と天野さん(同3番目)
関係者と話し合う荒川さん(右から2番目)と天野さん(同3番目)

 「上星川の商店街に可能性を感じているんです」――。2人の若者を中心にあるプロジェクトが進んでいる。昨秋、ウェブ関連の会社を営み商店街に事務所を構えた天野進一さん(37)、上星川駅近くの温浴施設「満天の湯」の運営会社に勤務する荒川祐輔さん(37)。2人が仕掛け人となり、上星川に新たな魅力が生まれそうだ。

 全国各地の商店街で地盤沈下が叫ばれる中、若手経営者らが新たなアイデアで活性化を模索している。上星川商店街でも、近年、利用客の減少や後継者難といった問題に直面している店が多い。

 そんな中、2人は商店街のウィークポイントを見出し、その弱点を補うことで賑わいを呼び起こそうと思案。その輪が広がりを見せ始めた。

 結婚を機に起してきた天野さんは、店舗運営のコンサルティングなどを専門とする。縁あってやって来た上星川の町を知ろうと、まず始めたのが、商店街の清掃だった。

 一方の荒川さんは「満天の湯」の運営会社に勤務する。同施設は今年開業10年を迎え、森山元明社長は荒川さんに「銭湯と商店街が一緒に発展する取り組みを思案するように」指示。荒川さんは商店主らの話を聞こうと商店街を歩く日々が続いていた。

 運命に導かれるように2人が出会ったのは昨年秋。意気投合した2人が中心となり「上星川を考える会(仮称)」を立ち上げられた。

3週間で1千件超える支持

 「商店街に美味しいパン屋さんが欲しいか」という問いにシールで支持を表明するアンケート看板が商店街の一角に掲げられている。

 2人は商店街にパン屋がないことに疑問を持ち調査。すると商店街には20年以上、パン屋がないことが判明した。ここに活路を見出そうと、まずは住民ニーズを把握しようとアンケート看板を設置すると、3週間ほどで1千を超えるシールが集まった。

 春には「独立を考えていた」というパン職人・山内誠さんに新たに立ち上がるパン屋のオーナーを決定し、出店地もほぼ決まった。

 来年にはビルの建設工事に着工し、来年秋の開店を目指す。2人は「上星川に新たな魅力を生み出していくための第一歩。これからも様々な角度から、柔軟な発想で仕掛けていきたい」と話している。
 

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