神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
保土ケ谷区版 公開:2018年5月17日 エリアトップへ

横浜市 医療的ケア児支援に着手 コーディネーター養成へ

社会

公開:2018年5月17日

  • LINE
  • hatena

 横浜市はこのほど、人工呼吸器など医療的ケアを必要とする子どもたちの支援制度の整備を本格化させた。福祉サービスの調整などを行うコーディネーターの養成や、医療・福祉・教育などの関係機関が支援内容などを協議する組織体も今年度中に設置する計画だ。

 医療的ケア児とは、新生児集中治療室などに長期入院した後に、人工呼吸器や胃ろうなどの医療ケアが日常的に必要な障害児(18歳未満)のこと。

 近年、医学の進歩により同ケア児の数は増加傾向にあり、厚労省は2016年時点で約1・7万人と推計、10年前の2倍近くに増えている。

 容体は歩ける子どもから寝たきりまで様々だ。なかには30分毎にたんの吸引が必要な子どももおり、在宅であれば24時間の介助が必要になる。また同ケア児の受け入れ可能な保育園は数少なく、通園をあきらめる保護者も多いという。

 市内保育園で障害児や病児保育に8年間携わった保育士は「子どもの介助に手いっぱいで園選びまで手が回らず、職場復帰できない保護者も多い」と指摘し「子どもも保護者も孤立し社会に居場所がなくなってしまう。それが大きな問題」と現状を説明する。

 国は16年に障害者総合支援法と児童福祉法を一部改正し、医療的ケア児支援が明記されている。

 こうした状況を受け市は、4月から支援制度の整備に本格着手。

 まず今年度は、支援内容を調整するコーディネーターを2人養成することを掲げた。退院後、在宅となったケア児に予防接種が可能な近隣の病院を紹介するなどきめ細かな調整で、保護者の負担軽減が期待される。1500人に2人の態勢となるが、市は配置等、今後詳細を詰めていく方針だ。また病院や通所施設、学校などの関係者10人ほどで協議会を設け、ケア児の現状把握に努めるとしている。

18歳以上も対象に

 このほかケア「児」のみの支援にとどまらず独自の取組みとして、医療ケアを必要とする18歳以上の障害者と、例えば重度の知的障害があるものの日常的には医療ケアを必要としない障害児・者も対象とした。

㈱横浜建材工業

屋根と外壁のプロ 屋根の無料点検実施中。瓦一枚からでも!

https://yokoken.com/

<PR>

保土ケ谷区版のローカルニュース最新6

国の重要文化財、神奈川県庁本庁舎が5月3日に5年ぶり一般公開

地場野菜ズラリ

区役所前広場

地場野菜ズラリ

26日に「ほどがや朝市」

4月25日

幼児体操の体験会

幼児体操の体験会

スポセンであす26日

4月25日

初夏の里山観察

参加者募集

初夏の里山観察

カーリットの森で5月

4月25日

非常用トイレ備えて安心

自宅便座に簡単設置

非常用トイレ備えて安心

マンションで逆流トラブル

4月25日

「ゆず」がこけら落とし公演

横浜BUNTAI

「ゆず」がこけら落とし公演

新たな歴史刻む

4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月11日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 3月21日0:00更新

保土ケ谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

保土ケ谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook