県立商工高校(塩原正美校長)の生徒とコンビニ大手「ローソン」が共同開発したパンとスイーツが同社の関東甲信越エリア約4000店舗で発売されている。
販売されているのは「とろ〜りチーズのカレーパン」(税込195円)、「もちもちとしたヨーグルト風味クリームパン」(同170円)、「クレープ包みマロンクリーム&チョコクッキー」(同180円)と「ほうじ茶香る もち食感ロール(黒糖クリーム&いも餡)」(同185円)の4商品。
今回、商品を考案したのは同校の総合ビジネス科流通コースの生徒27人で、4つのチームに分かれて4月から6回にわたり「商品開発」の授業でローソンの担当社員を招き、商品の企画、プレゼン、商品化、試食などの授業を受けてきた。
「自分が『おいそしう』と思ったものではなく、なぜその商品を売るのか」ということを念頭に生徒たちは校内外で市場調査や商品を売るターゲット層を設定し、商品やパッケージのデザインなどを1から練り上げて具現化。販売を間近に控えた8月末には商品考案の代表者がローソン横浜地区のオーナー会議に出席し、プレゼンを行った。
生徒が考案した4商品は9月上旬から順次発売。生徒は店頭に立って顧客に商品を販売した。販売に参加した生徒は「想定していたターゲットに対して商品が売れた時はとても嬉しかった」と笑顔で話した。
同校商業科教諭の加藤世紀さんは今回の取り組みについて「商品を売るまでの仕組みや過程を考え、そこで得た経験を今後に活かしてほしい」と話した。
販売されている4商品は約1カ月間販売され、材料がなくなり次第販売を終了。10月の授業で売り上げの報告と販売の検証を行う予定となっている。
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