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病気や治療で生じた辛さを和らげる 緩和医・横山太郎さん
1953(昭和28)年の開院以来、60年以上にわたり地域医療を支えている峰岡町の横山医院。昨春からは内科・整形外科に加え、在宅・緩和部門を開設した。
抗がん剤治療を専門とする腫瘍内科医だった横山太郎医師は、2011年から病気や治療により生じた辛さを和らげる緩和医として横浜市立市民病院に勤務。現在は横山医院で診療にあたりながら、病院勤務も継続している。その理由を「終末期に患者さんの60%は専門病院以外で過ごすにもかかわらず、専門家である緩和医がほとんどいない」と話す。
「在宅医療を受けている患者さんも入院が必要になる場面は多々あります。そのたびに医療スタッフが変わるのはストレスではないでしょうか」。そう考え狩場町の育生会横浜病院と緑区の恵生会竹山病院でも外来診療を担当し、継続性のある医療を展開している。
「笑い」を増やし健康寿命を延ばす
今年は新たな展開を予定している。夏場に上星川にクリニックを開設する計画だ。「病気が治ったら健康になると考える方が多いかもしれませんがそうとは限りません。WHOの憲章では健康とは『病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、全てが満たされた状態にあること』とされています」とした上で、「このような背景の中で重要視されているのは病気を抱えながら生きるかということです。要は寿命を延ばすだけでなく健康寿命を延ばすことが大事だということです」と話す。
横山医師はそのためにはまちづくりに関わることが必要だと考える。「自分達が商店街に入れてもらうことで、笑いを増やせる『笑店街』にしていきたいと思っています」
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