保土ケ谷地区ほっとなまちづくり実行委員会(高橋景委員長)が1月23日、狩場町東部自治会館に子どもからお年寄りまで集まって夕食を囲む「みんなでキッチン」を開設した。区内では8カ所目の開設で、同地区の地域活動に積極的な人々が集まり、意見交換を重ねての開設となった。
アンケートで地域の担い手募る
同地区では区が福祉保健などの地域課題解決に向け区民と事業者、公的機関が協働して取り組む「地域福祉保健計画」(保土ケ谷ほっとなまちづくり)のもと、3年前に実行委員会を立ち上げた。
同委員会は地区内の今後の担い手づくり不足という課題に取り組むため、地域内にどのような趣味や特技をもった人がいるのか、地域の今後を担ってくれる人がどのくらいいるのかを把握しようと、2017年の1月から3月にかけて地区内約3500戸の世帯にアンケートを実施。その結果、88人が「地域活動に関心がある」と回答したという。
その後、協力に名乗り出た人に呼びかけ、地域を良くするために何ができるのか、アイディアや意見を交換し合う「交流の会」を定期に行い、議論を重ねてきた。その中で、幅広い世代の地域住民が気軽に集まって食事をしながら触れ合える場としての「食堂」立ち上げの声があがり、半年ほど前から開設に向けて入念に準備を進めてきた。
世代を超えた憩いの場に
この日の開設式には佐野威保土ケ谷地区連合自治会長や支援チームなどの関係者や親子連れから高齢者まで多くの世代の地域住民が参加し、開所を祝福。食堂のスタッフが作ったカレーなどを食べながら楽しく交流していた。高橋委員長は「3年前の立ち上げから本日の開所まで協力してくれた多くの人に感謝したい」とこれまでを振り返り、「これをきっかけとして地域のこれからを担ってくれる人がより参加してくれるようになってくれれば」と期待した。
みんなでキッチンは毎月第4水曜日の午後5時から7時まで開催。子ども100円、大人は300円で利用することができる。
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