保土ケ谷区内で2019年に発生した、火災と救急出場件数(速報値)がまとまった。火災件数は26件で、前年に比べ8件減った一方、救急出場件数はこれまで最多だった前年を161件上回り、過去最多を更新した。
市消防局の発表によると、19年の市内の火災件数は685件で前年に比べ17件減少した。区内でも、火災件数は26件で前年に比べ8件減少。過去5年間で最少となった。
区内で最も目立ったのはたばこが原因の火災で前年より3件増え7件だった。保土ケ谷消防署は「吸い殻を廃棄するときは、灰皿の管理やごみへの燃え移りに気をつけてほしい」と話した。
9年連続増加
救急出場は、市内で21万2395件(前年比8627件増)、区内でも1万1370件(前年比161件増)といずれも過去最多。区内の出場件数をみると、10年に過去最高を記録して以降、毎年増加の一途をたどっている。要因は高齢者の搬送の増加とみられる。
高齢者への出場は約5割。同署は、特に多い一般負傷による出場件数を減らすため、一昨年から自治会や民生委員と協力し、各世帯を回りケガの予防対策等の啓発活動を行っている。18年には2009件まで増加した一般負傷による出動は、19年は48件減り1961件だった。同署は「高齢者は自宅でのケガが多い。玄関マットやこたつのコードでの転倒など、啓発活動を続けることで、注意する習慣がつけば」と話した。
救急出場件数は今後さらに増え続けると予想されている。同署は「救急車を呼ぶか迷った場合は『#7119』の救急相談センターへ電話をするか、市HPの救急受診ガイドを利用してください」と救急車の適正な利用を呼び掛けている。
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