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保土ケ谷区版 公開:2021年3月11日 エリアトップへ

被災地に思い馳せ 9度目の春 今年も鮭の稚魚放流 「命の大切さ学ぶ機会に」

社会

公開:2021年3月11日

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稚魚を放流する竹村会長(中央)と園児
稚魚を放流する竹村会長(中央)と園児

 大きな被害に見舞われた岩手県山田町の出身で区内上菅田町に暮らす石崎久仁王さんの呼びかけで集まった有志らが、震災から2年後の春に山田町でふ化した鮭の稚魚およそ150匹を帷子川に放った。以来、毎年行われてきた放流事業は今年9年目を迎えた。

 東北の震災からの復興を願い、毎年あの災害を思い出すことで地域防災につなげようという取り組み。同時に近年、アユが遡上する姿が確認されるなど、かつての豊かな環境を取り戻しつつある帷子川の状況を地域住民に知ってもらうきっかけ作りという狙いがある。

 2015年からは受精卵を区内の幼稚園や小学校などに預け水槽で飼育。今年度も昨年12月から約5千個の卵を幼稚園や小学校など34カ所で育ててきた。

 3月7日に開催予定だった放流イベントはコロナ禍で中止になり、施設ごとに放流している。4日には初音丘幼稚園の園児およそ60人が川辺町の親水広場で「大きくなって帰ってきてね」などと声を掛けながら6cmほどに育った稚魚を川に放った。

 企画を主催する「帷子川に鮭の稚魚を放流する会」の会長を務め、園児と共に稚魚2匹を放流した竹村泰長さんは「回を重ねるごとに取り組みを理解していただき、参加者が増えてきた。被災地に寄り添った活動をこれからも続けていきたい。子どもたちが命の大切さを学ぶ機会になれば」と話した。

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