高齢者が狙われやすい特殊詐欺について、8月末までに保土ケ谷区内で発生した件数は19件、被害総額は約6545万円(暫定値)に上っていることが保土ケ谷警察署のまとめで分かった。前年同時期と比較すると件数の増減はないが、被害額は急増。約2070万円増と危機的な状況にあり、同署は警戒を呼び掛けている。
「詐欺の被害に遭わないためには、犯人からの電話に出ないようにすることが重要」と担当者。有効な対策として、自宅の固定電話を常時留守番電話に設定する、迷惑電話防止機能付き電話機を設置するなどが挙げられている。
息子や親族になりすました者や金融機関等の職員を名乗る者から「今日中にお金が必要」「新しいキャッシュカードと交換する必要があるので古いものを回収しにいく」など電話がかかってきた場合は、警察に通報を。寄せられた情報は被害防止対策に役立てられるほか、警察署主導のもと、「だまされた振り作戦」を実施して犯人を捕まえることができる。
同署は「特殊詐欺は『大切な家族を守りたい』という思いやりにつけこんだ犯罪。誰しもが被害に遭う可能性がある身近な犯罪ということを認識して、社会全体で声を掛け合うことが大切です」と話した。
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