全国一斉の「秋の火災予防運動」が11月9日(火)から15日(月)の間に行われている。保土ケ谷消防署(小野寺勝署長)の集計によると、2021年1月から10月末現在の保土ケ谷区内の火災発生件数は33件で、前年の同時期と比較すると12件増加している。
主な火災の原因には「放火」「こんろ」「たばこ」が挙げられるという。同署担当者は「これから空気が乾燥し、火災が発生しやすくなる季節を迎えます。こんろやたばこの火の取り扱いには注意をお願いします」と呼び掛ける。
住宅用火災警報器の点検・交換を
消防法で住宅用火災警報器の設置が義務付けられ、今年で10年が経つ。警報器は、煙や熱を自動で感知し、火災の発生を音声等で早期に知らせる機器。06年6月以降は新築住宅すべてに、11年6月以降は既存住宅も含め設置が義務化されている。設置率の増加に合わせて住宅火災件数は減少するなど、火災予防の有効な手段だ。
しかし、住宅用火災警報器は10年が交換の目安。10年以上経つと、電池の寿命や経年劣化で正常に作動しない可能性が高くなってしまうことから、同署は地域の家電量販店などと協力し、住宅用火災警報器の交換を促進するキャンペーンを実施している。実施店舗と期間は以下。
住宅用火災警報器特設ブース設置
ホームセンターコーナン保土ケ谷星川店:11月9日(火)から15日(月)
ノジマ電器権太坂店:11月10日(水)、午後1時30分から4時30分
同署担当者は「いざという時に正常に作動するように点検をするとともに、異常があった警報器は新しいものに交換をお願いします」と話した。
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