羽沢横浜国大駅が開業した常盤台地区のバリアフリーについて考える住民参加型のワークショップ(WS)がこのほど、開かれた。
同地区では2008年から横浜国立大学建築計画研究室と協働で地域の課題解決へ向けたWSを定期的に開催している。駅の開業に伴い、公募した道路の愛称や歴史・特産品を紹介するなど、様々な看板を地域内に設置する計画で、今回のWSも急傾斜道路や交通事故多発などを知らせる看板の設置へ向けた取り組みの一環だ。
地域の中学生も初めて参加したこの日のWSでは羽沢横浜国大駅から保土ケ谷中学校や上星川小学校、常盤台小学校へ向かう道路上にある「危険箇所」や「地域の魅力」をグループに分かれ討議。住民目線ならではの意見を次々と地図上に落とし込み、地図アプリで案内されるルートを「所要時間」や「安全面」など5つの項目から評価した後、子どもや高齢者、女性がそれぞれ駅から各学校へ向かう際の最適ルートを検討すると、それぞれのグループがアプリが示すルートとは異なる、地域住民だからこそ導き出せる「最適ルート」を示した。
案内看板づくりを進める常盤台地区連合町内会の石川源七会長は「この地域は昭和30年頃から開発された新興住宅地。駅の開業を機に改めて街に愛着を持っていただく機会にできればと考えている。住民目線で共有した危険個所を今後の『バリアフリー警告サイン』につなげたい」と話した。
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